最近よんだ本
「偽りの来歴20世紀最大の絵画事件」ソールズベリー著。これは面白い!絵画ってこんな形で模写されて来歴の偽装でこうも人が、国の機関が騙されていくのかという驚きもあるが、なんといっても人を巧みに操る話術やでまかせ、綿密と思いきや大胆な行動など、犯罪を犯す主人公はたぶん精神的何か病んでいると思うけれど、「詐欺」が暴かれていく過程がどんどん明かされて行く過程が読み応えアリ。
それに伴い、芸術の金銭的価値??本当にこの金額なの?ということも考えさせられる。絵画ほどあいまいでなんとなく決まってしまう価格、それによる価値が曖昧模糊なため株や投資よりスリルがあるかも。
「午後の曳航」三島由紀夫著。
文章がくどくて疲れるかと思いきや、美しい文章、環境の描写などで人の心の変化が伝わることが不思議。少年の心理がよくわかるし、それは誰でも感じたことがあるだろう危険考えだったりするからドキッとする。やがてそれが殺人とまで行きつくところが怖い。
「ローマ人の物語 キリストの勝利38~40」「ローマ世界の終焉41~43」塩野七生著。ローマ帝国のろうそくだんだん消えていく。ドカーンと滅ぶわけでなく、先細りしていく。なんだか日本のようでもある。衰退していてもだれも止められない。指導力のあるリーダーとはなんだと考えさせられる。今の日本を考えると同じなのでは?人をまとめる、何かに向かって前進していくための考えと決断はだれもが持つものではない。
「大前研一の新・国家戦略論」を読み終えて、当たり前だけど今のままではいけない。新しく何かしていかないと思うような人生は歩けない。人生どう生きるか=社会に貢献するか、プランを立てる必要あると思い知らされた。なんとなくじゃダメだ。
確かに日本では責任ある仕事につきたいとか、社長になりたいとか、何か大きなことを人生でしたいとか言う声をあまりきかなくなった。韓国、中国、インドネシア、アメリカの同年代の声は、「社長になりたい。政治家になりたい、世界を駆けまわる、金持ちになりたい」という声を聞くことが多い。日本では、「そこそこの生活維持できて、そこそこの安定がいい。出世はあまりしたくない」こんな状態だと思う。やばいかも。
あと、借金。これって、外資がちょっと引き金ひけば、国民は皆銀行からお金おろしかねない。そうしたら一気にギリシャよりひどいことになる。一体個人ではどうやって生き抜けばいいのか、日本で??

