「中村屋のボース」中島 岳志
1☆☆
インドと日本が戦前こんなにも関係していたとは。最初、中村屋本郷前にあったこと。後新宿に越したこと。ボースが伝授したカリーがあの中村屋のインドカリーだったとは!
中村屋って、肉まんやあんまん、お菓子の印象が強かったけど、元祖クリームパン、また、カリーも原点だったとは。そういう食文化も含め、インドの独立戦争や、イギリスの支配。日本のアジア軽視の外交も書いてあるしおもしろかった。特に、ボースが「日本はアメリカ(西洋)の飼い犬になるか、東洋のリーダーになるか。東洋のリーダーになってアジアを統率すべきだ。」と述べていたことが印象的。頭山、孫文、ほか東条英機などとも懇談していて驚いた。
国外追放になっていたのに、日本にいられたのは結局結婚して日本国籍になったからなのかな?そこが疑問。他の運動家のコメントみると、やはりボースをインドの革命指導者とか、思想とか全く興味なったのかなと思うと悲しい。精神主義ばかり。戦時中と同じだよ。自己犠牲の美しさや、信念のみに価値を認めていたのは、恐ろしい。
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